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 風たちぬ

 

映画『風たちぬ』宮崎駿(2013年)で「いい材料が入った」という

場面があります。その材料は、ジュラルミンです。これはドイツ人

技師ビルムが、発見したアルミ合金(2000系)です。

 

ビルムは、アルミ合金を、鋼と同じく焼入れして硬くならないか?

試行錯誤中、金曜日に焼き入れをして放置してしまいました。月曜

日に思い出し、その硬度を測ってみたら、見事に硬くなっているこ

とを発見しました(時効硬化)。

 

その後、ジュラルミンは、欧州の飛行機に使われ、墜落した際の破

片を、日本の武官が持ち帰りました。それを住友軽金属でさらに改

良したものが、超超ジュラルミンで、映画の材料です。

 

ちなみに、今日の飛行機は、先進材や、複合材を、加工して組み立

てます。この部材に開ける穴の数は、膨大です。飛行機は、組み立

ててから、穴を開けるために、組立班が加工班をも、兼任します。

 

 

 

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